eisawaの日記

アイソレート加工のナノ化した吸収率99%のCBDです。

災難はなぜ強者にとってはおいしいのか?

激動の2020年もあと少しで終わりとなるのだが、今年はコロナに始まってコロナに終わりそうだ。コロナ禍は収束すると思われていたのだが、冬になってから世界中で一気に拡大しており、とどまるところを知らない。

 

日本でも連日のように過去最多の感染者を出しているのだが、アメリカでは一日のコロナ感染者が25万人を超え、イギリスでは再度のロックダウンに入り、フランスではマクロン大統領が感染し、インドもアメリカに次ぐ感染者拡大を見せている。

 

ファイザーのワクチンは完成しているのだが、このワクチンが一般に行き渡るのは来年の春以降であり、今年の冬は相当ひどいことになりそうだ。

 

世界中がこんな状態なので街の景況感は最悪だ。中小零細企業はバタバタと潰れているし、失業者も増え続けている。そして、この「不気味な公式」が改めて私たちは意識せざるを得なくなっている。

 

「失業者が増える=自殺者が増える」

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日本で言うと、1年のうちで最も自殺者が多いのは3月である。年度末に支払いができなかったり、仕事が見つからなかったり、契約が更新できなかったりして、精神的にも追い込まれてしまうのだ。

 

政治が困窮者の救済をきちんと行わないのであれば、2021年の3月はかなりの人が自殺に追い込まれてしまうことを危惧しなければならない。

 

そして、自殺に追い込まれなくても、家賃や住宅ローンを払えなくなって家を失いそうになったり、借金がかさんだり、給料減のために極端な節約を余儀なくされたりする人が、「今この瞬間」も苦しんでいることを私たちは知る必要がある。

 

2020年に「おいしい思い」をしたのは株式市場(特にアメリカの株式市場)に資金を預けていた人なのだが、誰もが投資できる環境にいるわけではないし、正しい投資活動ができる人ばかりではないので、一部の人しか助かっていない。

 

一部の人というのは、主に潤沢な資金と知識を持った人たちである。

 

ここで気づかなければならないのは、災厄は「強者にとっては必ずしも災厄ではない」というダークネスな側面だ。弱者にとっては災厄は災厄でしかないのだが、強者にとって災厄は「おいしい局面」となる。